失業保険の給付が4年に延びるらしいので会社員は起業しまくればいいという話

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先日、こんなニュースがあった。

厚生労働省は8日、失業手当を受け取り可能な「受給期間」を、労働者が起業目的で退職した場合、最大4年まで延長できるようにする方針を、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の部会に示した。原則は1年間。事業に失敗し廃業した場合でも失業手当を受けられるようにし、会社員らが起業しやすい環境を後押しする。

(引用:共同通信)
起業失敗時にも失業手当 受給期間最大4年に

要するに、失業保険(雇用保険)の支給が4年間までに延びるというアドバンテージがあるのだから、会社員はどんどん起業すればいいじゃん、という話だ。

会社なんかに頼るな。
会社は頼るものではなく利用するもの。

私は若い頃からそう考えて会社勤めをし、フリーランスとして独立した。


終身雇用の習慣は昭和という古代の遺物となり、ご存じのように長らく続いたデフレ不況の世にあり、中小企業はおろか大企業とて倒産のリスクが孕み、有名巨大企業が正式に自社の社員に副業を推奨する時代である。

失業給付が最長4年になるなど、民間企業や政府、行政機関までもが一丸となって「生涯会社員」というライフスタイルを否定してかかわっているわけだ。

そんな時代、ただ働くのではなく、労働法に守られ、そうそうにはクビにされることのない安定した若手サラリーマン(会社員)という身分をアドバンテージにし、若いうちからもっと好条件のところへの転職、あるいは独立起業のための準備、副業などで収入ルートをできるだけ多く確保しておくことにウェイトを置きつつ働くほうがいいことは火を見るよりも明らかだ。

以前、「サントリー新浪社長の「45歳定年」発言に思うこと」という記事で「会社員35歳定年説」について書き、批判と賛同が半々くらいの反響を頂いたことがあるが、要するにあなたの人生はあなたのもので決して会社がそれを助けてくれるわけではなく、ドライな表現を使うと、あなたと会社の関係とは、あくまで現在のあなたの時間と労働力を会社に切り売りをして給料をもらってるという関係性に過ぎない。

会社は会社としてその存在のありがたみを享受しながらも、それとは別に自分の将来、人生での立ち居振る舞いについて若いうちから真剣に計画を練っておくくらいでないと現代社会をサバイブできないことは明白で、コロナ禍という特殊な事態が社会経済を襲ってからはその変革スピードに拍車がかかる、ぼやぼやしていると時代の波に飲み込まれる、そういう激動の時代に我々はいるわけだ。


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会社員のあなたがあなたの人生の幸福のために最良の選択をされることを祈る。

当記事が僅かでもお役に立てば幸いだ。