私が期日前投票にこだわるワケ
選挙がアツいのは期日前
国政の衆議院議員選挙、参議院選挙を始めとした選挙で期日前投票があるものは、概ね本投票日(投開票当日)ではなく期日前投票の前半で体勢を決すると言われています。
まずもって選挙の投票(投開票)日というものはカレンダー上の休日である日曜日に設定されることが多く(大多数の人が土日休みなので)、そうなると仕事の人や、休みだけど結婚式で行けない、急用が入ったなど何らかの理由で本投票の日に投票できないケースがあります。期日前投票というのはそのためのいわば救済策なのですが、私は成人して以来、国政から都知事選、都議会区議会議員選挙など、選挙というもの全てに参加する際は必ず期日前投票を選択しています。
なぜかと問われれば先述のとおりで、「期日前投票の開始数日程度で概ねの体勢が決する」と言われている中、投票し、選挙に参加し、世の中を動かし、そして守り、先人の獲得した民主主義の仕組みに僅かながらでも参加している感触を味わい、確かめるためであると答えます。
そうして投開票当日になり、夜8:00時のテレビのニュースでの速報やSNSを見て酒を飲みながら、自分が清き一票を投じた候補が当選しているか落選しているか、自分の社会への感性は大衆に馴染んでいるかそうでないのかを見極める、私の中での一種の「お祭り」のような感覚で、選挙というものを捉えています。もちろん、自分の社会参加への感覚が大衆と近いか遠いかが何かの良し悪しを決するものでは当然なく、あくまで私の場合はマーケター目線での感覚の涵養という概念が選挙の投票という社会政治へのコミットたる行為なのです。

現状の投票フローを簡素化&スピーディーに、そして「ネット投票」の解禁を
かく言う私ですが、選挙というものを単に「お祭り」としてただ無邪気に楽しんでいるかと言われれば、そうではありません。
以前配信した「選挙の期日前投票用紙の謎仕様」という記事でも触れたように、まず投票という行動を簡素化するべきだと考えています。
要するに、投票所における投票フローを機械化することで「選挙管理委員会」のお歴々のご老公たちが座って監視しなくてもいいようにするわけです。
具体的には、投票券を読み取り機に入れる→指定された番号順に歩いて進む→タッチパネルに投票券をかざすと候補者名、比例政党名が出てくるので一票を投じたい候補者名、政党名を押す→投票完了、というシンプルかつスピーディーな仕組みにしてほしいと思います。こうなると現場の係員は最低限の人数で抑えられ、引いては我々の血税からの選挙関連の人件費を含めた支出をコストカットできます。
その上で、なるべく早いうちに「ネット投票」を解禁してもらい、仕事や冠婚葬祭で投票所まで来られない人は言うに及ばず、体が弱い、闘病中、身体にハンディキャップのある人などでも気軽に選挙へ参加できるよう、国政の舵取りをする代議士、官僚の皆さんには大鉈を振るってもらい、みんながハッピーになれるような改革を期待したいところです。


