【いわゆる「ヒトコワ」系】ガチの体験談を3つ披露する

マインド 生活

1. 【深夜の訪問者
トミタウロスのブログ

以前住んでいた都内の安マンションの治安の悪さを悩み、防犯カメラを設置した。
そうして数ヶ月後の真冬、とある日の深夜。
玄関で”ガチャガチャ”と音がする。
誰かが我が家のドアノブをガチャガチャしている。
私はすぐさま設置したての防犯カメラのモニターを確認する。
そこに映っていたのは、無精髭で痩せこけた、見ず知らずの30代くらいの男。
男は何度も我が家のドアノブを”ガチャガチャ”とし、ドアを開けようと試みている。
これは緊急事態と、警察に通報するためスマホを手に取った瞬間、男の姿が消えた。
その後しばらく警戒するも、男は二度と姿を現さなかった。
疑問に感じた私は防犯カメラに接続したレコーダーで、男がいつどこから現れ、どこへ消えたのかを確認した。
男は我が家のマンションのエレベーターで私の部屋がある階まで上がってきて、我が家の目の前に来て、その向こう側に倒れるようにしてカメラの視界から消えた。
数分後、再び男がカメラを横切ったと思ったら我が家のドアノブを”ガチャガチャ”としてドアを開けようとする。
ここで私は異変に気づいたわけだ。

防犯カメラの録画映像を分析するに、どうも男はなにかのクスリをキメているか単に深酒で酩酊しているようで視点が定まっておらず、体もフラフラした動きをしている。
結論として、男は同じマンションの別の階の住人と思われ、酒に酔ったかラリった状態で帰宅し、マンションまでたどり着いたものの、意識朦朧とした状態のためエレベーターの降りる階数を間違え、自分の部屋かと思ったところが階数違いの他人の部屋だったというのが事の顛末のようだ。
自分の部屋だと思ったところにたどり着く前にマンション共有部(他の部屋の前)で寝込んでしまったが、真冬のため寒さのあまり目を覚まし、「早く帰宅して暖まりたい」と思ったのだろう。
そうして急いでドアノブを”ガチャガチャ”と回した家が、階数違いで男の家ではなく他人の家で、酩酊した状態とはいえしばらくして気づき、男が防犯カメラの視界から消えた方向に非常階段があるので、そこから階を移動して自分の部屋に戻ったのだろうと推測をするに至った。
その後、男が再び姿を現すことなく、私もそのマンションから転居をした。

日本結婚相談所連盟

2. 【20センチの女】
トミタウロスのブログ

1のマンションとは別の、ある都内のマンションに住んでいた頃の話。
ある真冬の凍えるような夜。
仕事から帰宅しようとしていた私は、マンションの前にかつてあったスーパーの建物と雑居ビルの隙間から白煙のようなものが上がっていることに気がついた。
おそるおそるその白煙の元に近づくと、建物と建物の間の、幅が20センチくらいしかない薄暗くて細い隙間に、メガネをかけた妙齢女性がいることに気がついた。
女は狭いところで煙草を吸っていて、私が見た白煙はその煙であった。20センチの隙間にすっぽり入るくらいだから体が相当華奢で細い女である。

ここまでなら特段「ヒトコワ」としてピックアップするような話ではないように思うが、怖いのは女の顔と視線。
女は私が住んでいたマンションの下の階のどこかの部屋の明かりが漏れているところの一点を凝視していたのだ。
女はストーカーか、探偵か、警察の捜査員か。
探偵か警官であればあくまで職務の遂行中であり、それであれば怖がるどころか「ご苦労さまです」と逆に激励すらされて然るべき事案だが、それだとしたらあのような鬼気迫る表情で建物の間の隙間に挟まるようにしてたった一点を凝視して真冬の寒空の元に佇むようなことをするだろうか。
そうなるとやはりストーカーの類ではないかと感じられたものの、女の視線の先が私の部屋ではないことと、特に緊急性も感じなかったため、スルーして帰宅した。
その後、女の姿を近隣で見かけることはなかった。

3. 【深夜の”あいちゃん”】
トミタウロスのブログ

まだガラケーの時代。
ある日の深夜。
仕事から帰宅後、風呂に入ろうとしていた私の携帯電話に知らない番号からの着信があった。
今では知らない番号からの電話には一切出ることはないが、当時はガラケーの時代であり、私自身も若かったことで警戒心が緩く、「お仕事関係の電話か」と思ったこともあって電話に出た。
私が「もしもし」と電話に出ると、第一声、老婆の声で「あいちゃん」と返ってくる。
あっけに取られ、頭が混乱した私は数秒の沈黙後に「はい?」と返す。
すると老婆は、また「あいちゃん」とだけ返してくる。
「もしもし? あの、お電話先を間違えていらっしゃいませんか?」と相手に告げるも、またしても相手の老婆らしき声で「あいちゃん」とだけ返してくる。
何を言っても「あいちゃん」としか言わないこの電話主に恐怖を抱き、私の全身に鳥肌が立つ。
埒があかないと感じた私は「電話番号を間違っていらっしゃるようですよ。それでは失礼します」と相手に伝え、電話を切る。

ところが、数分経って、同じ番号から再び着信。
無視をしようと思ったがずっと鳴り止まず、私は仕方なく電話に出ると、また老婆の声で「あいちゃん」とだけ伝えてくる。
電話の主は「あいちゃん」を連呼するのみで、それ以外の言葉を何も発しない。
若い私はこの謎の電話にどうしていいかわからず「お電話の相手を間違えていらっしゃいますよ!」と語気を強めて電話を切った。
その後、この”あいちゃん”から電話がかかってくることはなかった。
”あいちゃん”の番号は携帯電話と思われる番号であったが見おぼえなく、気味が悪いので着信履歴からは消した。
当然ながら、私は”あいちゃん”という名前の人物についてもまったくおぼえがない。
その後は不思議な出来事も何も起こらず平穏な生活に戻った。

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かく言う私は、霊感やスピリチュアル系の話は「大」が付くほど嫌いだが、この手のいわゆる「ヒトコワ」系の話は他にもいくつか体験しており、今回当ブログでアウトプットしたのはほんの一部であり、いつか機会があればまたアウトプットしようと思う。

当ブログがどなたかのお役に立てれば幸いだ。