昔聴いていた音楽の音階が違って聞こえる現象と原因

マインド 生活

音楽というものをデジタルでしか聴かなくなった昨今、若い頃にCDやカセットテープで聴いていたのと同じ曲をネット配信などで聴くと、音源が同じはずなのにやや違って聴こえる現象がここ数年であり、その原因は何だろうと思っていました。
違って聴こえるというのは、例えばCDなどのアナログで聴いていた曲を、まったく同じ音源の曲を現代のネット配信のデジタルで聴いたところ、高い音階が一部欠けて聴こえる、その逆に重低音がCDで聴いていた頃よりもどっしりとして聴こえる感じがするのです。
もちろん、毎年定期的に受けている健康診断や人間ドックの結果では耳の異常はまったく見られません。
この現象についてかねてより疑問に思っていたを、私なりに原因について分析してみました。

考えられる原因1:単純に耳が老化した

音源が同じはずなのに若い頃のCDと現在のデジタル音でやや違って聴こえる現象は、単純に老化、とりわけ耳(鼓膜や音を識別して脳に送る機能や部位)の老化があるかもしれません。

学術的に、若年層になればなるほど高い音を拾いやすく、田舎のコンビニの駐車場や公園などで不良の若者が屯しないように、若年層しか聴こえないごく小さい蚊の羽音をスピーカーから流して不快感を覚えさせて屯させないようにするという行政の取り組みがあることは有名ですが、あの原理からもわかるように、年齢が高くなればなるほど高音が聞き取りづらくなるということは音楽を聴くことにも当てはまるはずで、「音源の同じ曲を聴いているのに若い頃のCDとこの年になってからのデジタルでは高い音が欠けて聴こえる」現象があることには一理あると思います。

重低音がどっしりとして聴こえる現象の原因については明確には特定できませんが、高音が聴こえづらくなる一方で失った高い音階の部分を低音で取り戻す、ということはあっても不思議ではないと思います。

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考えられる原因2:そもそもアナログとデジタルの音では聴こえ方や種類が違う

CDやカセットテープはアナログですが、80年代にはコンピューターがすでにあったので、音楽商品を出すにもマザーテープみたいな音楽ファイルのデータもおそらくあって、それを物質としてのCDやカセットテープに吹き込んで販売するという生産ルートがあったと思います。

昔のアナログ音楽におおもとの音声データが存在していたのであれば、現代になってもネット(PC、スマホ)から配信やダウンロードをして聴くというデバイスや手法の違いはあれど、そのおおもとは同じようなフォーマットのものを聴いていることになります。

そして、おおもとのデータが同じであってもCDやカセットテープに吹き込んで専用のプレイヤーで聴くのと、現代のPCやスマホのスピーカーを通して聴くのでは、その性能や特性によって同じ音源の曲であっても音質に差異が出ても不思議ではありません。

おおもとの音楽データの形式が違うのであれば、なおさらアナログとデジタルでは違って聴こえても何らおかしくないでしょう。

考えられる原因3:耳に疾患がある

医学的に根拠はないのか、病気としての症状例がないのか、と調べてみたら、かなり近しいものがありました。

音楽の音程が以前と違って聞こえる

[概要]
聞こえが悪くなった訳ではないのに、音程がずれて聞こえいるという症状が起こることが、稀にあります。音楽家や音楽愛好家など、音程の変化に敏感な方に多いようです。自覚はなくても聴力検査をすると、軽度の難聴が見つかることがあります。

[診察]
発症が急になのか徐々になのか、片側か両側かを思い当たるきっかけはないかなどを問診で確かめます。視診では、鼓膜や外耳道に異常がないかを確かめます。

[検査]
聴力検査は必須です。本人が自覚がなくても、軽度の難聴のあることがあるからです。そのほか、耳管機能障害が疑われる時には、ティンパノメトリーなどを行い、鼓膜の響きが正常かを確かめます。 考えられる疾患 低音障害型感音難聴など、比較的軽度の感音難聴の見つかることがあります。また聴力検査で異常がなくても、ごく軽度の難聴や、dip型(ディップ型)感音難聴といってある特定の周波数だけが悪くなっていることもあり得ます。

出典:音程のずれ|あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院|山形市

私は若い頃からウォークマンを所有してイヤホンで大音量にして音楽を聴いていたので、上記にあるように軽度の難聴である可能性があるのかもしれません。

私は医師でないので今回の当記事のレポートは指摘にして独自の調査あるいは研究であって、必ずしも正確でないし医学的科学的根拠にもとづくものではないことを最後におことわりをして、筆を置きたいと思います。

本当は、今回取り上げた、デジタルの今と違って聴こえるものと同じ音源CDやカセットテープをデジタルデータに起こしてみて、現在デジタルで聴いている同じ音源の曲との比較分析をしたかったのですが、若い頃聴いていたCD、カセットテープが全て実家にあり、コロナ禍において帰省もままならず、それがかないませんでした。
ただ、実際のCDやカセットテープのデータを元にした比較分析は後日どこかで改めてやろうと思います。もちろんその際の結果は当ブログで記事にして公開する予定です。

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あなたの音楽ライフが、これからも良きものでありますように。

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