旅慣れした私が夜行バスの楽しさを語る

高速バスの魅力はズバリ、コスパ
私がよく夜行バスに乗っていたのは若い頃なのですが、今でも場合によっては夜行バスを使います。
短距離は電車、長距離は新幹線か飛行機を使いますが、県庁所在地でない都市や政令指定都市でないところ、東京から中距離程度の場所へ行く際は高速サロンバス、とりわけ夜行バスのコスパが非常に良いのです。
サロンバスなのでバスのエンジン音が静かで乗り心地が良い、座席のシートもゆったりしている、運転手さんの気遣いなど、大手高速バス会社であればサービスのレベルも高く、値段の安さとあいまって若い人から出張のサラリーマンまで幅広く支持を集めています。
実際私が高速サロンバスを利用する際も、乗客には老若男女さまざまな人がいるので、その人気が幅広い層から支持されていることがわかります。
私の故郷は遠いので上京時は新幹線でしたが、東京から中距離程度の場所に住み、上京したいと考えている人は高速サロンバスを使う手もありなのではないでしょうか。
とにかく高速サロンバスはその安さが魅力で、夜行バスとなればさらに安く乗れます。
東京から関西まで行く場合、シーズンやバス会社、バスのランクにもよりますが、夜行バスなら最安で4000円台はザラにあります。格安ホテルより安い金額で目的地まで一晩で移動できる交通手段は社会人にとっては経費削減社会の救世主であり、学生さんにとっても安上がりで、まさに庶民の味方です。
世の中にあるあらゆる交通手段の中で「コスパ」の面ではナンバーワンと言い切れます。
散々夜行バスに乗ってきた私が自信を持ってそうおすすめします。
✏️ 地元での生活に飽きたので思い切って上京して人生再出発をしたいという方は過去に書いた以下の記事をご参照ください。
▶︎ 【完全ガイド】人生をチェンジしたいあなたが田舎から上京する方法


夜行バスは一晩寝たら旅先に着く”移動カプセルホテル”
考えてみてください。一晩寝たら目的地に着いているんです。それでいて代金も格安です。
こんなに合理的かつコスパの良い移動手段があるでしょうか。
何泊もするのは辛いけど、一晩くらいならサロンバスで十分です。
私がよく利用していたのは東京〜大阪間(もしくは京都間)の夜行バスで、新宿のバスタか池袋サンシャインシティにある高速バス停留所から乗ることが多かったです。
東京から高速サロンバスに乗って、快適な座席シートで一晩眠り、翌朝目を覚ませば大阪もしくは京都駅前に着きます。
もちろん、いくつか途中のサービスエリアでトイレ休憩を挟みますし、ずっと座りっぱなしなので数時間で体は疲れてきますので個人差はあると思いますが、私はいつも熟睡というわけにはいきませんでした。
それでも「激安のカプセルホテルに泊まったらついでに眠っている間に目的地まで運んでくれる」と考えればそれくらいは我慢できます。


夜行バスを利用する際に気をつけること
深夜バス移動慣れした私から、これから高速サロンバス、とりわけ深夜バスを利用する際に気をつけてほしいことをピックアップします。
【深夜バスを乗る際に気をつけること】
・乗車する場所が大きなバスターミナルや公道である場合は予約したバスが停まる場所やバス会社とバスの便名、バス会社の緊急連絡先(電話番号)を控えておこう
→夏休みや年末などは繁忙期で指定された乗車場所が大変混み合い「自分のバスはどこだ」などと混乱することもありますのでバス会社と便名はもちろんですがバス会社のコールセンターの番号はもしもの時のために控えておいて、当日に不明点があればすぐ問い合わせしましょう
・バスの乗客数を事前に確認しておこう
→予約サイトで乗客数がわかる場合もあるのですが、バス会社によってはわからない場合もあります。あまり混んだバスには正直乗りたくないのですが、満員であれば仕方がありません。それでも少なくとも事前に満員である(一晩中、隣の席に知らない人が座る状態だし満員なので車内も窮屈)覚悟だけはしておいた方がいいので乗客数は念のために知っておくべきでしょう。また、女性の場合は男性と座席エリアを分けるバス会社がほとんどですし、女性の方は女性専用バスもあるので心配な方はそういうものを選べばいいと思います。
・トイレ休憩の旅に必ずトイレに行っておこう
→バス会社によって違いますがトイレ休憩はだいたい2時間に1回くらい設けられますがトイレに行きたくなくてもトイレ休憩の際は必ず行っておいたほうがいいです。
・スマホの着信音や音楽プレイヤーの音漏れはNG!
→これはどの交通機関でも同じですね。とりわけ夜行バスは周りの人もみんな寝ているわけなので一層の注意が必要です。
・貴重品の紛失や盗難に注意!
→平和な日本とはいえどんな人が乗っているかわかりませんし、バスの車両の中、トイレ休憩で立ち寄った高速サービスエリアなどで貴重品を紛失する人が結構います。貴重品は絶対に肌身離さず持っていてください。
・サービスエリアでトイレ休憩のためバスを降りる際は自分が乗ってきたバスの会社名と便名を忘れないよう
→これもありがちなのですが繁忙期には同じ会社のバス、デザインの似たバスが並んでいたりするのと、夜行バスの場合は睡眠の合間に起きてトイレ休憩に向かったため頭がぼーっとした状態だったり、夜のサービスエリアの駐車場は暗いところが多いためバスの見分けがつきにくかったりします。トイレ休憩はだいたい15分程度の場合が多いですが、もちろん時間内にきちんとバスに戻りましょう。基本的に置いて行かれることはないですが、戻りが遅いと予約した際の乗客名簿の連絡先からバスの運転手さんに電話をかけさせてしまう事態になります。また、休憩から戻る時間をすぎると他の乗客に迷惑がかかり、顰蹙を買うので大人としての節度を持って行動しましょう。
・最後部座席の真ん中だけは絶対に予約しないで!
→私は一度だけあるのですが、最後部座席(5人掛け)の真ん中の席だったことがあり、両サイドが若いカップルという状況で窮屈で最悪でした。快適な高速サロンバスであっても、あの席だけは避けるべきです。夜行バスとなれば両サイドの人が睡眠時に体が触れることもあり得るので自分の睡眠どころではなくなります。


夜行バスを賢く利用して旅上手になろう
繰り返しますがとにかく高速サロンバスは値段が安く、夜行バスはさらにコスパが良いです。
奇遇にも当ブログにお越しのあなたには、中距離の移動時にはぜひ一度高速バス、とりわけ最高のコスパである夜行バスを使ってみてもらいたいです。
一度乗ればその良さがわかるはずです。
新幹線や飛行機は長距離、高速サロンバスは中距離、という風に移動の手段を使い分けることで、あなたの旅が賢い旅になるでしょう。
これから旅をしようとするあなたのご参考になれば幸いです。


