なぜ都心に住むのか
✓ もくじ
- 社会人としてタイム・イズ・マネーのマインドを持つ
- 通勤はロスタイムと捉えてできるだけ軽減する
- 利便性とリスクはトレードオフであることを承知して暮らす
- 結論:収入の2〜3割で住める直近の物件に住むのがベストだけど…

社会人としてタイム・イズ・マネーのマインドを持つ
社会人には必ずつきまとう通勤というデイリーイベント。
個人的には通勤時間は、
【TIM(タイム・イズ・マネー=時は金なり)】
の概念からは相反するものと考えていて昔から本当に苦手でした。
ある意味で通勤とタイム・イズ・マネーのマインドはトレードオフのような関係性があり、働く人にとっては生涯にわたってついてまわるもので永遠のテーマとも言えます。
この考え方には生まれ育った環境や職種などにより個人差があると思いますが、私自身はずっとこのタイム・イズ・マネーの思想を重視していて、
「できるだけ職場に近くて家賃の安い」
「街の利便性や快適性、治安の良いところ」
を選んできたつもりです。
現状の私はIT系フリーランスのテレワーカーで通勤がないため都心暮らし(大手町寄りの文京区在住)をしなくても郊外に住んでもいいのですが、
「都心ならではの利便性」
「東京都心にあるオフィスへ出社、クライアントとの打ち合わせなどが月に数度発生するため都心から離れたところではフットワークに支障をきたす」
「公私ともに無駄な移動時間を減らしてワークライフバランスを重視したい」
などの理由から都会暮らしは捨てられません。
都心に住むのはデパートやスーパー、コンビニ、飲食店が近所にあって駅から近い、何かあった時に病院がたくさんあるからというメリットを享受したいという考えもありますが、オフィス出社の割合が戻ってくるかも知れないというアフターコロナの時代を見越しての策でもあります。

通勤はロスタイムと捉えてできるだけ軽減する
アフターコロナにはどんな時代が待ち受けているかは誰にも分かりませんが、少なくともコロナパンデミックは永遠には続かないでしょうし、そうなると人流や物流、経済活動は少しずつながらも元通りになろうとすると考えられます。
そうなれば、もう働かなくても一生安泰で暮らしていける悠々自適な身分の人や都心に住めない事情がある人以外で、都心に拠点のある企業に所属する人ならばテレワークの有無はさて置き、極論を言えば会社まで徒歩で通える圏内に住むのがコスパ的にベストと思います。
もちろん、それができる人はまだまだ限られているかもしれません。
とはいえできるだけ徒歩、あるいは電車通勤でも乗り換えなしで一本で通える、あるいは数駅で通える立地に住むことができれば精神的負荷が減り、より無駄なリスク(災害に遭遇する、事件や事故に巻き込まれる、通勤というロスタイムを毎日いくらか費やしてしまうetc…)を抱えなくてもいいわけです。
少なくとも私はかねてよりそう考えていて今の都心在住がベストであるという結論に至ります。
テレワークの実態に興味がある人は以下の過去記事をご参照ください。
✏️ 【祝?フルリモート1周年】フリーランサーが週5でテレワークしてみてわかったメリットとデメリット
✏️ テレワーク2年目突入で見えてきたこと【注意点や過ごし方】

利便性とリスクはトレードオフであることを承知して暮らす
都心は確かに利便性が高くて何でも徒歩圏内に揃っていて便利ですが、一方で災害に弱いとも言われていて、水害に弱いエリアや、住宅密集地であれば火災に弱いというデメリットもあります。
また、都会に暮らしていると稀に心身衰弱してくたびれてしまう人が多く、少なくない数の地方出身者の知人は「東京に疲れた」と言い残して故郷に引っ込んでしまいました。
私自身は東京大好き人間ですのでそのマインドには陥らないですが、同じ地方出身者として気持ちは分からんでもないといったところです。
人間関係、人付き合い、近所の関係が都会(特に東京は)の一人暮らしでは皆無なので、そういう潜むネガティブ要素のようなものはあるでしょう。
要するに、便利ということはそれだけたくさん人が住んでいるわけで、たくさんの人が多いとトラブルもストレスも多く、利便性とはその裏にさまざまなタイプのリスクが潜んでいるということです。
それを承知で私のようにあくまで利便性の高い都心暮らしを手に入れるのか、都心のオフィスから少し離れたところで家賃をはじめとした物価の安いところに住むか、100%リモートワーカーであれば地方に暮らすもよし、あなたの事情や収入に見合った環境の中で一番コスパの良い暮らしを選択すれば良いと思います。


結論:収入の2〜3割で住める直近の物件に住むのがベストだけど…
不動産屋の言うことや社会の実態のデータには少し乖離があるものの、一人暮らしか家族と同居か、あるいは職業や収入問わず、概ね家賃は収入の2割から3割程度の物件に住むのがバランスシート的に最適でリスクも軽減できるとされます。
私もこのあたりのゾーンで生活しています。
家賃という固定支出を軽減するために激安物件に住むという手もあると思います。
ただしその場合、
・安い物件は住民の質が悪い(※高い物件には変な人が全くいないとも言い切れませんが家賃の金額と住民の質は比例するというのが私の経験です)
・騒音問題が起きやすい
・宅配ロッカーやオートロック
・防犯カメラが設置されていない
…など設備面の不満、居住におけるセキュリティー面の不安がつきまといます。
もっと言えば、それを持続させてしまうことは精神衛生上によろしくなく、
【できるだけなくした方が仕事や生活にハリが出る=いい仕事ができる】
と言い切れます。
学生ならともかく社会人であれば個人的におすすめしません。
収入の2割から3割くらいで、理想は徒歩通勤圏内(徒歩で片道30分以内くらいなら健康管理にもいいから一石二鳥)か電車1本で通えるところ、もしくは数駅で通えるところが理想の住まいということになります。
あなたが地方在住者で東京で暮らしてみたいと考えているのならば、過去に描いた以下の記事をご参照ください。
✏️ 【完全ガイド】人生をチェンジしたいあなたが田舎から上京する方法
細長いマンションが快適であるという理由を書いた過去記事は以下をご参照ください。
✏️ 細長いマンションの最上階が理想という話
私が都心暮らしを辞めないのは職業柄(東京のIT関係の企業は都心部、それも山手線沿線にあることが圧倒的に多いため)もあります。
仮にコロナが収束したとしてもオフィス通勤は電車で10分以下で通えるところ、あとは生活面での利便性が高いこと、友人知人など誰かと会う時も都心在住だと大変便利でフットワークも軽いことが理由にあげられます。
「環境が人を作る」という言葉があります。
いい仕事をするには、いい生活をする。いい生活を送るには、大前提としてストレスやリスクの少ない環境に暮らすことが必須と私は考えます。
当記事があなたのお役に立てれば幸いです。

