アンケートはタダではないという話

お金 マインド 生活

そもそもアンケート自体に金銭価値があることを認識すべき

住所氏名など個人情報を仮に書いていないとしても、その内容が簡単なアンケートだったとしても、それ自体には市場価値があり、無料で提供することはおかしいし、むしろいくらか対価を受け取るくらいの価値がある。
企業が金を出して買い取るくらいのものがアンケートである。
それなのに無料でアンケートを要求するとか、はたまた某家電店のように商品を購入してお金を支払った挙句ついでのアンケートまで取るとは論外。

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あなたの時間の切り売りも立派に対価が発生する

貴重な時間を知らない人のために割くわけだ。
その日その時間に暇をしているとか理由は関係ない。
赤の他人のために時間を割くこと自体が不毛でありセキュリティーリスクもありコスパが悪い。
あなたの時間は無限にあるわけではなく、頭の中、経験値が無料なわけもなく、明らかに有償である。

たとえ「数分の簡単なアンケート」としても、それは労働と捉えるべきで、ただで時間と情報を無料で提供するのはおかしいし、まして某大型家電店やコンタクトレンズ販売店のように、自社商品購入後の客にアンケートに答えさせるとは、お金を支払った客をさらにただ働きさせるような「搾取」といってもよい。
やる方としてもそのような行為は企業方としてもブランドイメージを左右しかねない悪手であろうことは想像に容易いがそこまで考えが及ばないのか、イメージはともかくデータがほしいのか。
アンケートを実施する側のマインドとしては概ね後者であろう。企業のマーケティング戦略にあたりユーザー(顧客・消費者)のデータは必須であることはマーケターの端くれとして私も理解する。
それならばなおさら、アンケートは有償という価値観を持ち、そういう価値観が普遍的となる風潮が希求されるところである。

そもそもが、お金を取った上に有償であるべきアンケートをただもしくは自店グループのポイントなど僅少なリターンしかよこさないとは図々しいにもほどがある、とみんなもっと怒るべきである。

私はアンケートの類はネット上でそれをやらなければ加入ができないくらいのものであれば渋々記入することがあるが、ほとんどは拒否をしてそのサービスには加入せず回避している。

結論:知らない人からの声かけは全スルーが吉

人生において無駄なリスクは避けるべきであるとは当然で、リスクヘッジとセキュリティーマネジメントは人生の安寧において必須。
街を歩いていて見ず知らずの人が声をかけてくる場合、相手には以下のような目的があり、深い闇が大きな口を開けて通りすがりの人々を飲み込もうとしている。

  • 宗教の勧誘
  • アンケートを装った詐欺業者
  • アンケートを装った高額商品などの販売業者
  • アンケート業者によるアンケート
  • 選挙の出口調査(投票所前の新聞社やテレビ局などマスコミの腕章を付けた者に限る。主に期日前投票の早めの日にちの聞き込みが多い)
  • 風俗・キャバクラ・AVの勧誘(女性の場合)

街頭で声をかけてくる人たちのほとんどが上記のいずれかに該当する。

幸せやいい話は向こうからやってくることはない。自分で掴むものだ。
それが向こうからやってくるように見えるとしたら、その正体は詐欺師か悪徳業者、カルト集団のいずれかと言い切れる。悪びれもせず不敵な笑みを浮かべながら、装置としての集金手段を増やす、養分として吸い取れそうな人を探しているのだ。

街頭で見ず知らずの人から以外でも、あなたの友人知人から突然連絡が来て「儲け話がある」と持ちかけてくる場合も同様である。有名なものではネットワークビジネス、いわゆる「マルチ商法(マルチまがい商法)」であろう。

✏️ カルト宗教やマルチ商法に身を落とすことがいかに危険かについては過去に書いた以下の記事を参照されたし。
▶︎ 久々に連絡を寄越す人には要注意という話

WEB、紙問わず何かを記入、入力させるのダルい

ネット上であれ紙であれ何らかの項目や筆記を要求されるイベントの全てがなくなって欲しい文化だ。
仮にアンケートを取ろうとするならば、それは「労働」と定義した上で、実施都道府県の最低時給以上の対価は支払うべき。それができないならアンケートなど軽々しく無報酬で取ってほしくないし、できないのに実施してしまった団体や人物には懲罰を課すくらいの法整備をすべきとさえ思う次第である。

何の因果か当ブログをご覧になったあなたにも、そのマインドを持って人生を過ごしてほしいと願うばかりである。