【拝啓Jスポーツ様】貴社に月額3000円も払ってるのに広告見せられるの納得がいかない件
プロ野球中継で見せられる「70代80代の方へ」という足腰膝美容健康系食品の通販CMの洪水
私はスカパー経由でスターチャンネルとJスポーツまとめて月額3000円というパックに加入している。
Jスポーツのプロ野球中継はシーズン前の春季キャンプから生中継してくれるのみならず、オンデマンド配信もある。
野球以外にも国内外のスポーツコンテンツが豊富だ。
プロ野球中継を見ていると、回のチェンジ時に毎回流れるのが、「60代70代の方へ」とのコピーで始まる同年代ターゲットの健康サプリメント系の通販CMである。
そもそもそんなジジイでもなければ膝も腰も痛くない。
まことに不愉快である。
不愉快であるがゆえ、回がチェンジする際は他局にチャンネルを変える。そしてCMが終わった頃にまたJスポーツに戻す。
この見方で数年、Jスポーツのユーザーであり続けている。
非常に面倒である。

そんなに金に困ってるのか?
先述のとおりでスターチャンネルとのパック契約なので例えば野球のシーズンオフだけ解約をして春になったらまた再契約を毎年繰り返すこともできない。
地上波テレビが不甲斐ない中、BSやCSなどの専門チャンネルの存在感は大きく、非常にありがたい。
・テレビがつまらない理由について分析した過去記事は以下にあります。
▶︎ テレビがなぜつまらないのか
映画専門チャンネルの覇者であるスターチャンネルを切るのはきついので、Jスポーツも切れない、というのがここ数年のジレンマである。
スターチャンネルは映画のメイキングや宣伝が入るものの企業・商品のCMは入らないので非常に快適で優秀だ。
Jスポーツの社員はスターチャンネルやWOWOWの垢でも煎じて飲んでほしい。
「スポーツを見るのはどうせおじさん」と踏んで「どうせおじさんが見るものだし健康通販CMを入れて小銭稼ぎしてもいいだろう」と高を括っているのであればそれは大きな誤算で、明らかに同業他社とのブランディングに差がついている。
だいたい、月額3000円(スカパーやスターチャンネルとパックの売り上げを案分しているとしても単純計算だが1会員につき1000円くらいの利益はあろう。もちろんそのように単純な利益配分ではないとは思うが)も収益上げているのにさらに野球中継の隙間(回のチェンジ時)にまでCMを、それもメインターゲットとはかなり乖離していると思われる高齢者向けの通販CMばかりである必要があるのか。
「有料なのにウザい広告を出す専門放送局」というネガティブイメージがこびりついては同社のマーケティング戦略へのビハインドとなろう。

Jスポーツは企業努力が足りない
Jスポーツの企業としての人件費、設備投資費など、スポーツ中継に強みのある専門放送局であるがゆえの出費も膨大だろうことは理解する。誰も無料で広告なしのコンテンツを見せろとは言っていないのだ。
有料でCMなしのチャンネルを開発すればいいだけだ。
いや、既に月額3000円も払わせているのだから、それくらいできるはずだ。
例えば、月額3500円だけどCMなし、CMありは2500円というビジネスモデルを開発してはどうか。
500円くらいの値上げで済んで広告なしのテレビ放送が可能であれば私はそれを忍受する。
とにかく、せめてそれくらいのことをやる企業努力の姿勢は見せてほしいところだ。
Jスポーツへの愛は誰よりも深い自負がある
同局のオンデマンドの存在はとっくの昔に知っている。
しかしながら、ダイナミックなスポーツはダイナミックな環境で視聴したい。
我が家の有機EL4K大画面テレビにて野球観戦したいのでハナからPCなどのデジタルデバイスで視聴する選択肢はないのである。オンデマンドをテレビでも見られるのも知っているが、それでは妥協して通販CMに負けた気するのでやりたくない。
そこまでして契約し続けている人間に、高齢者向けの健康サプリや美容系の通販CMの洪水をお見舞いするとはいったいどういう見地か。コンプレックス広告に近い内容でもあるし、健康と美容の押し売りのあの手の企業のあの手の商品の広告を見せつけるとは、私からすればハラスメントに等しい行為である。不愉快なので本当にやめてほしい。
そもそも私は、以前このような記事を書こうとしたこともあるほどJスポーツ愛に溢れる人間なのだ。

この件でJsportsに意見した
同社は「放送についてのお問い合わせはお電話(有料)で承ります」とのことらしいので、同社HPに記載の番号に電話をして意見を伝えた。
結論:どうしようもない
電話に出たJスポーツのオペレーターと5分程度話、極めて穏やかに私の意見をぶつけた。
オペレーターの方は雇われだろうし言っても仕方がないので「このような意見が視聴者からきたことを経営陣に伝えてくれ。すぐはやめないけど、これが今後もずっと続くのであれば解約を検討する」と伝えて終話した。
電話にたかだか客からクレーム(私はクレームを言ったつもりはないが企業のマーケティングとしてはそう捉えるだろう)を言われたくらいで一夕にして企業体質が改善されるとは思わないしオペレーターに言ったところで何も変わらないのは理解しつつも、私としてはこの体質が変わらないのであれば「嫌ならやめろ」とJスポーツから言われたも同然と受け取るほかない。
プロ野球ファンとしてJスポーツをやめるのは断腸の思いではあるが、そうなった場合はDAZNなどネットストリーミング系に変更するのみである。
繰り返すが、Jスポーツにもストリーミングサービスはある(加入者は対象)のは知っている。
だが私は自宅の大画面有機EL4K5.1サラウンドテレビでダイナミックに見たいんだ!
Jスポーツよ、このユーザーの切なるマインドを理解してくれ!
ぜひとも同社には弛まぬ企業努力でユーザーをハッピーにしてほしい。
敬具

