かつて池袋を庭にしていた俺から池袋生活便利マップを伝授する
腐女子とデリヘル嬢の巣窟【東池袋】
・風俗店とラブホとデリヘル嬢の墓場
山手線東口を出て左側(北方面)へ向かうとやや怪しいエリアに突き当たります。
ラブホテルと風俗店、庶民的な居酒屋、ラーメン屋などの飲食店が立ち並ぶこのエリアを私は勝手に「風俗店とラブホとデリヘル嬢の墓場」と呼んでいました。
ラブホテルやレンタルルームにはデリヘル嬢らしきお姉さんが出入りし、フロントに行列を成す光景にも出くわします。
この通りを抜けた先には帝京平成大学がありますが、あまり存在感がありません。
・ヤマダ電機総本店=神
正式名称を「ヤマダ電機日本総本店」と言うくらいですから、家電やパーツ関連で揃わぬものはほぼありません。
駅前という利便性も高く、数年前の爆買い中国人タームの際は爆買いした家電製品の箱を積み、タクシーを拾う中国人富裕層が群発する光景などは日常茶飯事でした。
・アンケートババアと売れない芸人ストリート
都心全般で出没する謎のアンケートババアがこの通りにて出没します。
近くにお笑いライブの会場があるのでしょう、法被を着て「お笑いライブやってまーす」と通行人に声を掛ける売れないお笑い芸人と思しき若い男たちの多発ゾーンでもあります。売れない芸人だけで呼び込んだのでは効果が薄いと見ているのか、お笑いライブのゲストに招いたそこそこテレビで見かける芸人を動員する場合もあるようです。
昔はぼったくり居酒屋の呼び込み(キャッチ)やスカウトなどがいましたが今は姿を見かけなくなりました。

・腐女子コスプレイヤー同人誌ヲタ支配地域
「乙女ロード」として知られるこの一帯には、アニメ関連グッズ、同人誌、コスプレ衣装、ウィッグ、執事喫茶などの腐女子向けの専門店が軒を連ねます。
アニヲタとパンクの融合みたいなビジュアルのバンギャ?もライブハウス前に行列を成す場合もあります。
週末にはコスプレ腐女子が大集合して、近隣のコンビニは彼女たちでごった返し、食料品や飲料品の棚が一気に品薄になります。コスプレイヤーの集団に紛れた警官や力士の姿を見かけることがありますがそれはコスプレではなく本物です。また、ゴミや吸い殻もよく落ちています。首都高の出入り口やサンシャインホテルなどが近くにあるため、国内、海外からの観光客も多く見られます。
このエリアは腐女子によって支配された恐怖のエリアとも言えます。
近年では外国人腐女子の姿も散見されるようになりました。
留学生が行方不明になったことで話題を集めた東京福祉大学キャンパスも近くにあるため若い外国人学生が多く歩いているエリアでもあります。
・新歓学生ゲロ公園
毎年春になると池袋界隈の大学で新歓飲み会が行われ、主に東池袋繁華街の安居酒屋などで飲んだあと、だいたいこの公園に集まってあれこれ語らいながら自分たちの無限な未来の可能性に胸膨らませながら酔いを覚ますのでしょう。
酔い潰れた学生が集まって乱痴気騒ぎをしたり寝そべったりゲロを吐いたりする光景は東池袋の春の風物詩です。

大学生とノスタルジーの街【西池袋】
・池袋ウィロード
パルコ脇にある、池袋の東西を結ぶ主要路です。地下を潜るこの場所はとにかく狭くて汚い昭和30年くらいのノスタルジックを味わうことができると評判ですが、近年になり若手アーティストにより、薄汚かった壁と天井に前衛的な落書きが加えられ、より一層の圧迫感と世紀末サイバーパンク感が演出されています。
近隣の警察署の若手警官が番掛け(職務質問)のトレーニングをするものこのあたりです。
・学生御用達良コスパ個人飲食店充実エリア
立教に近いからか、このあたりにはとにかく安くてボリュームのある食事を提供してくれる個人経営の良心的価格の飲食店が多いです。私も金のない頃にはよくお世話になりました。
・自営業恐怖の館(池袋税務署)
池袋エリアの個人事業主の間では恐怖の館として知られる通称池袋税務署(正式には豊島税務署)が不気味に聳え立つのが、そんな学生タウンの外れにある公園の側です。池袋に住んでいた頃は足をガクガクさせながら何度もここを訪れたものです。

・テニサー学生合宿出発ストリート
ここに大型バスが何台も連なって停車、そこにテニスラケットを持ったチャラ大学生が集まります。合宿に向かう大学のテニスサークルの集団と見られ、9割くらいが女子であとは野郎という羨ましい男女比で、この通りの春先や初夏の風物詩です。立教大学の学生かどうかは定かではありません。
・昭和ノスタルジーエリア
主に立教大生向けであろう築50年は軽く超えるレベルの古びたモルタル木造の学生寮があるなど(らんま1/2や古い映画テレビドラマでしか見かけない)古い建物を多く残し、再開発されることもなく、時代から取り残されたエリアです。シェアハウスも結構あるようです。
そういうエリアだからこそ物件が安く、飲食店も安価でサービスを提供できる店が多いのだと思います。

ヤクザと中国人の街【北池袋】
・風俗店とラブホとヤクザ天国
暴力団の事務所があるなどしていかにもそれっぽい人が闊歩していたりしますが、カタギの人間には関係ありませんし、普通に歩いているだけでは何も問題ありません。いい塩梅にスレた街並みは、渋谷の神泉と似ています。
風俗店の他には居酒屋、中華料理店、中国人経営のマッサージ店なども点在するエリアです。
・リトルチャイナタウン
昔から在日中国人が多く住むエリアで、中華料理店はもちろんのこと、中国人向けの食材専門店や、中国人限定で謎のビラ(在日中国人向け求人誌を配っているという噂も)を配る中国人のおばさんなどが点在、散見されるエリアです。
チェーン店や個人店の飲食店も多数の気を連ねる、庶民の味方、サラリーマンの味方のようなエリアです。

まとめ
池袋に住むメリットとしては都心一円では物価が安いことに尽きると思います。
また、新宿や品川など同規模の街に比べて池袋はコンパクトながらも電車地下鉄の接続や交通アクセス、利便性も高いと思います。
私が住んでいた東池袋のワンルームの築30数年のマンションは家賃7万円でした。このエリア、広さ、築年数の物件としてだいたい相場の金額かと思います。
中国人と埼玉人が多いエリアと言われていますが、中国人はともかく、埼玉人は多いのかどうか、住んでいただけでは【映画「翔んで埼玉」】のようには判別できません。
住民の民度や街の治安レベルは、下町や沿岸エリアを除いた東京都心の他の区と同等と感じました。
山手線の巨大駅池袋から近いところだったし、サンシャイン池袋に近かったせいもありますが、ヤマダ電機や西友や成城石井などのスーパー、ドラッグストアや銀行、郵便局、飲食店なども徒歩5分圏内にあり、もちろんコンビニは多数あり東京都心においても利便性の高いエリアと言えます。
一方で、先述のように(特に東池袋エリアは)腐女子やヲタクが多く集まる場所のため毎月のように何らかのイベントが開催されており、あるいは私が住んでいたマンション近くの公園は政治的なデモの出発ポイントとなるケースが散見され、夏にはサンシャイン方面から盆踊りの音楽が大音量で流れ、秋頃にはサンバカーニバルやハロウィンの仮装者で溢れかえったり、日本国内インド人大集合イベントが開催されていたりと近隣の住民からすれば日常生活への支障が生じる微細なネガティブポイントは枚挙に遑がありませんが、それは大きな街ならどこも同じです。
それら都会の喧騒を差し引いても若い人や単身者が住むには池袋は総合的にはコスパの良い街だと思います。トレードオフで考えれば極めて優秀な街と私は思います。
上京や転勤、転居などで池袋に住もうとする人への参考になれば幸いです。
※私の独断と偏見で書いた生活便利マップ、【池袋ウォーカー】なのであくまで自己判断でご参考にしてください。


