久々に連絡を寄越す人には要注意という話
昔の知人が連絡してきて「久しぶりだね」と言ってくる場面は人生にして往々に有り得ます。
その際に「今度会えない?」という話に展開しがちです。
というか、向こうはハナからそのつもりであなたに連絡してきていることが多いです。
そういった場合は要注意です。
ただただ往時を懐かしむ旧友や元恋人、生き別れの家族との再会であれば何も問題ありません。
それ以外の「久々だね」連絡の目的は、概ね以下の4つに大別されます。
・宗教の勧誘
・マルチ商法の勧誘
・投資の勧誘
・何かを売りつける(絵画などをローン組ませて売りつける)
宗教は悩める人を救うこともあり、合法で正しくて賢い投資をされている方もおられるでしょう。それ自体を否定するわけではありません。
マルチ商法については、幸いにしてこれまで遭遇しておられない方のために以下補足します。
マルチ商法(マルチしょうほう、multi-level marketing)は、会員が新規会員を誘い、その新規会員が更に別の会員を勧誘する連鎖により、階層組織を形成・拡大する販売形態である。正式名称は連鎖販売取引で、その通称である。別名ねずみ商法、鼠講式販売法。表向き合法であるマルチ商法を謳う組織でも、違法となるネズミ講と判断された事例も多い。
※出典:Wikipedia

そもそもですが、旧友や知人から「久々に会おう」は疑った方がいいです。
街頭で声をかけてくる自称「アンケート」の人と同様に怪しいです。
マルチ商法はネットワークビジネス、MLM、ネズミ講などとも呼ばれます。
再会の場所に喫茶店などを指定され、「権利(的)収入に興味ない?」「夢を叶えたくない?」「サラリーマン人生ずっとやるの?」などと言われたらそれはマルチ商法の勧誘と断定してOKです。
再会したその人は親ネズミの指令を受け、その人が自分のネズミグループ(ネットワーク)を大きくするため(マルチ企業の商品の流通額を増やすため)、あなたを小ネズミにしようとしているのです。
そんな話にはついていかないのが正解ですが、もしうっかりついていってしまってその手の話を切り出されたら、自分の飲食代だけ置いて、電話が入ったふりをして店を出て、そのまま帰ってください。そしてその人とは二度と会わないことをおすすめします。
まず、こういうもの(マルチ商法、新興宗教、カルト系、怪しい投資話)に手を出した結果、大切な友人や恋人、家族、財産を失うことは往々にしてあります。
例えばあなたが起業してマンションを借りる際、マルチ商法の会員であった経歴などが審査でばれ、マンションであれば成約されない、起業した際に融資を受けられない、オフィスを借りられないなどの不都合が生じることも有り得ます。
カルト宗教の信者が起業した場合、協業相手の企業にそのことが知られ、お取引をしてもらえないケースもあります。
某インフルエンサーが絶賛した仮想通貨に全財産をぶっ込んでその後に暴落し一文なしになった人がネット上で話題になったように、怪しい投資話というものはどこにでも存在し、大きな口を開けています。
これらのようなものに身を窶した結果、無様で見窄らしい姿になってしまうでしょう。
財産を失ったり、購入させられた商品のローン、借金だけが残るということにもなります。
自分自身の身を守るためにも、その手のものとは距離を置く、危機回避能力を持ち続けたいものです。
少しでも誰かのお役に立てばとブログに書きました。
