【それ、ぶっちゃけヤバイです】いつまで同じ会社で消耗してるの?

「今の会社に入社して3年。ステップアップのためにそろそろ転職を考えているんだけど、同じ会社に5年以上いる人ってヤバくね?」
ヤバイですよね。なぜヤバイのか、その理由をお答えします。
本記事のテーマ
- フリーランスとしていろいろな会社でお仕事をさせてもらった経験から、一つの会社に5年以上とどまることのヤバさを本記事でお伝えします。
✓ もくじ

そもそもなぜ同じ会社に5年もいるの?
時代は令和です。終身雇用制度は昭和の話。
定年という言葉はすでに死語、企業年金で楽隠居という概念も教科書に乗るレベルの遠い過去の昔話です。
どんな大企業に勤めようとも40歳を超えたら早期退職を促される時代。大企業なら新卒で入って30代まで頑張って退職金をもらった上で転職なり企業なりという手もあるでしょうが、そのように恵まれた(?)環境に身を置くことのできる人は一握りです。
世の中の大多数がそのような環境になく、30代になった時の身の振りを20代のうちから構想しておかなければなりません。定年までの勤務や退職時の退職金、定年後のじゅうぶんな企業年金の支給まで確約されているような人も羨む大企業に仮にいたとしても、コロナで大企業が軒並み影響を受けたように、ぶっちゃけこのご時世でどうなるかわかりません。
そんな時代に生きているのに同じ会社に5年以上も消費しているなんて、あなたの心身のみならず将来のキャリア形成を考えるとリスクが高すぎませんか?
物事の考え方やライフスタイルは人それぞれですが、一般的に考えて同じ環境に長くいればいるほど転職や起業のしづらい人になってしまうのは自明なのに、なぜ同じ環境に長い期間身を置くのか。
理由を察するに、安定を捨てて冒険にシフトをするのが怖いという気持ちがあるのでしょう。私はフリーランスなので元々安定などは捨てています(その代わりに高い収入を手にしました)が、人間は「安定」という言葉(環境)に弱く、そういう状態に自分が置かれると未来を見通す心眼やリスクマネジメントの感覚が硬直してしまうのでしょう。
安定の先に終身雇用制度や定年退職後に年金暮らしで悠々自適な老後が待っているわけでもないのに、です。
人それぞれどう生きようが自由ですが、私にはそういうマインドが理解できません。
もちろん、同一企業で長く働くことにもメリットとデメリットがあると思いますので、次項で触れようと思います。

一つの会社で長く働くことのメリットとデメリット

同じ会社で長く働くことにもメリットとデメリットがあります。
✍️ 一つの会社で長く働くメリット
✅ 世間体の良さ
転職が多い=ジョブホッパーだと世間体が悪い場合があります。とりわけ、ある程度の年齢以上の方に対しては心象が良くない場合が多いです。
✅ 収入の一応の安定が見込める
大企業とて倒産や解雇、雇い止め、減俸の可能性はあるとはいえ、当面は安定したそれなりの収入を見込めるでしょう。
✍️ 一つの会社で長く働くデメリット
✅ 汎用性の低いスキルや経験値しか得られないまま年を取る
その会社で身に付けたスキルは他の会社では通用しないことは往々にしてありますしむしろそういうケースの方が多いです。
✅ 会社に搾取され続ける
正社員は会社に守られた労働者である一方で、会社から搾取もされています。例えばあなたの職種を同じ経験年数やスキルでフリーランス案件をリサーチしてみると、いかにあなたの給与が抑えられていることに気付くでしょう。「人を雇ったり教育をするのには莫大な費用がかかるんだ」というのはその通りですが、それにしても自分自身のスキルの相応な対価を受け取れているとは言い難い現状が日本の会社員にはあります。

会社員をやって社会から食いっぱぐれないために

会社員が将来食いっぱぐれないためには、ズバリ「独立思考」「独立的精神」を持つことだと思います。
それぞれの職種や人生設計にもよるので一概には言えませんが、個人的には・・・
☝️【20代】
企業に正社員として勤めつつ外の世界でも生きていけるスキルや経験値を積みつつ転職を数度経験して自らの市場価値を高める。
☝️【30代】
独立(起業)して経営者(フリーランス・個人事業主)としてのキャリアを積んで、
会社を大きくしていく
or
個人のままだけど自らの年収を上げていく(最低1千万円以上目指す)
・・・というような20〜30代におけるキャリア形成、食いっぱぐれず強く生き抜くことができる人生設計の初歩ではないかと思います。
もちろん、何もスキルを積んでいない状態なのに30代になったから独立しても意味がなく、いつ会社から放り出されても生き抜くことができるレベルの「独立できるスキルを積むこと」が前提です。
「独立できるスキル」が何に該当するのかは執筆業や演劇、プロモーターのようなエンタメ系からプログラマーなどのIT系まで様々です。
最近増えているのはIT系で、私自身もここに該当します。
私は若い頃から独立精神が旺盛で、30代で独立して自分の城を持ち、ささやかなフリーランサーながらも一国一城の主になった時の喜びは計り知れません。
私の人生のテーマは「少しでも多くお金を稼ぐ」ことだったので、フリーランスになってそれが現実になったのです。

まとめ
私自身が若いうちから会社員人生否定派(それもかなりの過激派)であったこと、現状はフリーランサーとして食っていることから、当記事では何年も会社員として生きるということに対してやや強い表現になってしまった部分はご容赦ください。
会社に5年でも何年でもこき使われて汎用性の高いスキルも習得できていない状態であっさり捨てられて路頭に迷うような人生はまっぴらごめん、本記事を読んだ人にだけにはそうなって欲しくないという老婆心からきている記事であることをご理解いただければ幸いです。
本記事が少しでも多くの人のお役に立ちますように。
