【祝?フルリモート1周年】フリーランサーが週5でテレワークしてみてわかったメリットとデメリット

「うちの会社がこれからテレワークを導入するかもしれないんだけど、やった感想はぶっちゃけどうよ?体験者の話を聞きたいな」
こういった声にお答えします。
本記事のテーマ
- ITフリーランサーの私による週5フルリモートの体験を記事にしました。
1年間やってみて見えてきた感想や実態、ノウハウなどをまとめました。
✓ もくじ
本記事は、フリーランサーや会社員を問わず、テレワークがある仕事に転職しようとする人や、テレワークになるかもしれない人向けに書きました。
私自身はIT系フリランサーのテレワークですが、IT系フリーランスとはどんな仕事があるのか?フリーランスって何?という人は以下の別記事をご覧ください。
▶︎ 【完全ガイド】フリーランスになるにはどうすればいいの?
▶︎ 【職種別比較】フリーランスの平均収入と実態まとめ

フリーランサーが週5の在宅を1年間やってみた結果
フリーランサーの私がフルリモートを始めて1年が経ちました。
1年間に渡って平日週5でフルのテレワークをやるのは初めての経験で、コロナもあり、今年ほどテレワークがクローズアップされた年もなく、いろいろと考えさせられる年でもありました。
私は東京都心に住んでいますが、フルでテレワークができるのなら「東京に住まなくてもよくね?」「地方の賃料が安い物件に住みながら仕事できんじゃね?」などという気付きがあったのと同時に【仕事を受注すること】に関してはやはり東京都内もしくは首都圏に生活拠点を持っていないと難しいかもしれないということも感じました。
地方在住ながら東京のクライアントから仕事を受注・納品するような全て地方で完結する完全地方在住タイプのフリーランサーテレワーカーの経験はしていないので感想を述べることはできませんが、家庭の事情などにより実家に住みながらテレワークをやって生きていく人や、サブスクのアドレスサービスを利用して全国の好きなところを転々としながら仕事をする”ノマドワーカー”も増えているように思います。
✍️ 私の今年1年テレワークをやった条件と環境
✅ 職業はIT系フリーランス
パソコン1台あればできる仕事。
✅ 貸与端末はWindowsとMac両方
クライアントによってOSは変わる。パソコンはクライアントから貸与されているので私用の端末は使わない。ただ、Wi-Fiについては、ポケットWi-Fiもセットで貸与してくれるクライアントと自前(自宅)のWi-Fiを使うクライアントの2タイプがいた。
✅ 仕事場所は都内の自宅のみ
近くに住むフリーランサー仲間を誘ってシェアオフィスを借りてSOHOみたいに使おうと考えたこともあったがコスパその他の面から断念した。春の暖かい日には自宅のベランダでの仕事を試みたが、WEB会議中にバイクや緊急車両の音が入ってしまう、機密情報を扱う場面がある、などの理由で私の環境では屋外テレワークは不向きだった。
✅ 仕事中はスマートスピーカーでラジオを流す
集中力を保つために使っているが、手を動かしながらフリーハンドでチャンネルを切り替えたり、オンオフ、ボリューム上下もできるのでとても楽。
✅ 休日出勤はなし、残業も僅か
幸いにしてライフワークバランスを守れている。
私だけでなくフリーランサー会社員問わずそれぞれがテレワーク試行錯誤の1年だったと思います。

テレワークのメリットデメリット

テレワークにも一長一短があります。
私自身が感じたメリットとデメリットをまとめました。

✍️ テレワークのメリット
✅ 通勤がない
言うまでもなく、通勤の満員電車に揺られる必要がないことは最大のメリット。夏や冬は特に有り難みを感じる。コロナ感染のリスクを軽減できるのみならず、防災の意味でも有効だし、事故や事件などに巻き込まれるリスクも減らせる。
✅ 交通費と食費が抑えられる
自宅で昼食を取れば食費の節約も可能。
✅ 家事をしながら仕事できる
掃除とか洗濯くらいなら休憩時間や仕事の合間にできる。子守りや家族の面倒を見るのは職種や時と場合による。
✅ プライベートの予定が立てやすい
通勤に費やしていた時間に私用のスケジュールを入れることもできるし、ちょっと近所の郵便局へ、銀行へ、スーパー、コンビニへ、役所へ、みたいな隙間の外出がしやすい。家族や友人との急な連絡も取りやすい。副業で物販などをしている人は休憩時間に発送作業や事務作業を済ませることができる。
✅ 昼寝ができる
昼休憩に自分のベッドで昼寝ができるなんて最高。アラームは必須。
✅ 服装に悩まない
多忙な朝に選択の排除ができる。

✍️ テレワークのデメリット
✅ オンオフの切り替えが難しい
WEBミーティング顔出し音声のみ参加を選べるフラットな社風だったとしても、自分のプライベートの最後の砦である自宅を仕事に侵食されてしまっている感覚に陥る。
✅ 細かいニュアンスを伝えづらい
これもテレワークあるある。UIとかUXとかデザインとか構成とかを資料プラス口頭で伝えたい場合はビハインド。資料でも精密な指定や依頼はできるが感覚的で微細なニュアンスを伝えるのは非対面だと苦労しがち。
✅ コミュニケーションと人間関係の構築が難しい
面識はないが初めてWEBミーティングで話す人と意思の疎通をして人間関係を築くのはリアルの対面の場合に比べてやや難易度が高いと感じた。遠隔のため作業に夢中でコンタクトに気づかず、リプライ、レスポンスを返さず放置してしまう危険性も孕む。
✅ タスク管理の労力が余分に必要
緊張感が半減するため油断するとタスクの管理が疎かになりがち。そのためタスク管理を自分自身に厳格に課す必要がある。アラートのリアルタイム共有も心がけないと事故につながりかねない。
✅ 単身者は人との接点が皆無になるのでメンタルの維持が大変
一日誰とも対面で話さない日もあるなどしてメンタルを崩す要素が潜んでいる。
✅ 家族と同居の人はプライバシーの確保が大変
機密性の高い情報を扱う場合もあるので、自分の個室を持っていない人は自宅内のプライバシー確保に苦労しがち。集中力の維持も難題。
✅ 運動不足になりがち
テレワークに自粛生活が重なると運動不足は避けて通れない。


絶対に揃えるべきテレワークマストアイテム【10選】

マストアイテムを揃えるか揃えないかでテレワークの効率が左右されると断言します。
✅ 1. モニター
2画面で作業するためにはモニターの増設が必須。安価なものは家電店で3万円くらいで売られている。
✅ 2. HDMIケーブル
モニターと接続できるだけでなくテレビをモニターにすることもできる。細かい資料作りには大きなテレビ画面だと作業が捗る。会社貸与のノートPCにHDMIジャックがない場合は変換ケーブルも必要。
✅ 3. ワイヤレスイヤフォン
周囲の騒音をカットしてWEB会議の聞き逃しを防ぐイヤフォンは必須。動けるBluetoothタイプがおすすめ。
おすすめは音質もGOOD!のBOSEのイヤフォン(私はBOSE 左右独立型 、 左右連結型 両方使っています)。
ウーファー発祥のBOSEなので、とにかく重低音が群を抜いています。
✅ 4. トラックボールタイプのマウス
自宅のソファーやチェアーのヒジ掛けに固定したままカーソルを操ることができる。もちろんワイヤレス(電池式)。おすすめはこちらのオーソドックスなタイプ。
✅ 5. スマートスピーカー
私は Google Nest Hub Max チャコール を使用していますが、ラジオや音楽をフリーハンドでコントロールできるので重宝しています。家族や仲間と共用で使用する場合、特にコロナ禍においては非接触で操作できるので衛生的にも安心ですよね。
✅ 6. ウーバーイーツ/出前館
自炊には飽きたが外食する時間もない。そんな時に料理の宅配サービスはベストチョイス。
✅ 7. ユニクロ
軽い、ストレッチ性が高い、安価の三拍子揃ったユニクロのウェアは季節問わず在宅での仕事にマスト。同じようなウェアを揃えておくと朝の選択をなくすことができます。
✅ 8. ウォーターサーバー
ペットボトルだと冷蔵庫から出したり入れたりコップに注いだり手間がかかります。ウォーターサーバーだとボタンを押せばすぐ水もお湯も出るし、コーヒーブレイクの時にも重宝します。
✅ 9. 小さい段ボール
自宅のテーブルにそのままノートパソコンを置くとWEBカメラの位置が低いため人相が悪くなる。少しでも感じよく映るためにテーブルの上に小さい段ボールを置き、そこにパソコンを置いて、カメラ位置を上げて使う。私の場合はミネラルウォーターをダースで購入した際のタテヨコ20cm×40cm×高さ30cmくらいの段ボールを使用。
✅ 10. 小型のライト
部屋のレイアウトとか時間帯によっては部屋の明かりを付けていても採光が難しい場合があるため、顔に光を当てる簡易型の照明は常備すべき。Youtuberが使うような本格的な機材でなくてもネットや家電店で数千円で買えるもので十分。モニターやテーブルにくっつけられるクリップ型のものがおすすめ。
私が使っているはこちらのタイプ。2000円程度で変えます。
これらのマストアイテムを揃えれば効率が上がります。
今年1年週5でテレワークをやった私が学んだことです。

番外編:ワーケーションはアリかナシか
私は仕事とプライベートは明確に区切りたいのでやるつもりはありませんが、国内もしくは海外でバケーションをしながらパソコンで仕事をするいわゆる”ワーケーション”については将来的に増えるかもしれません。人によってアリナシ分かれると思いますが、そういう選択肢があってもいいと思います。

まとめ
ニューノーマル、コロナ後の社会に備えよう。
世界中の誰もが平等に体験してしまったコロナ禍という不運を新しい機運に変えていけるかどうかの肝は、働き方の多様性にあると私は考えます。
フリーランサー、会社員、いずれにしてもパソコンでフレキシブルに仕事ができる広義のIT系がこれからは強いと思います。
バーチャルだけでは厳しいこともたくさんありますが、リアルと補完し合うことでじゅうぶんにカバーできると思います。
今は違う仕事をしているけどIT系に興味がある、フリーランスに興味があるという人、私はいつでもウェルカムです。
冒頭にも書きましたが、IT系フリーランスとはどんな仕事があるのか?ITフリーランスって何?という人は以下の別記事をご覧ください。
▶︎ 【完全ガイド】フリーランスになるにはどうすればいいの?
▶︎ 【職種別比較】フリーランスの平均収入と実態まとめ
自宅兼オフィスで仕事をしているフリーランサーは経費をどう申告しているの?という質問のある人は以下の記事で書いていますのでそちらをご覧ください。
▶︎ 【かしこい節税】フリーランサーが確定申告について知っておくべき7つのこと
本記事が少しでも多くの人のお役に立てますように。
