【最新版】スマホ電子マネー使い勝手徹底比較

「電子マネーが乱立しているけどそれぞれの使い勝手などの特徴を一手に比較して検討したい。そういう情報どこかにないかな?」
こういった声にお答えします。
本記事のテーマ
- 電子マネーも交通カードからアプリまでいろいろあり乱立しています。
電子決済フリークの私が、それそれの強みと弱みをわかりやすく比較しました。
※本記事は首都圏在住者もしくは滞在者かつドコモユーザー(iPhone)向けです。
✓ もくじ
電子マネーが当たり前の世の中になり現金はほとんど触らなくなりました。
さまざまな会社から独自の電子マネーが出ていますので、これらの強みと弱みの整理と理解をした上で、かしこく買い物や支払いをしたいものです。
本記事は、そういう思考の人に向けています。
ご参考になれば幸いです。

交通系電子マネー比較&レビュー
交通系電子マネー(電子決済)の強みは、電車に乗れるのに提携の店なら買い物にも使えるところですよね。
✅ Suica(カード)
JR東日本や私鉄に乗るのはもちろん、東京都内のスーパーやコンビニではだいたい使える、東京に暮らす者のマストアイテム。駅の券売機で発行。
Suica公式サイトに紐付けておくと電車に乗っただけでポイントが付与される。
JR東日本管区以外の日本全国のJRでも利用できる。
☝️ チャージ方法:首都圏のJR・東京メトロ・地下鉄・私鉄の駅券売機、コンビニ、JR東日本のビューカードと連携すればオートチャージ(設定額を下回るとビューカードに紐付けしたクレジットカード決済と自動連携)も可能
☝️ 使える店:セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、イオン、ピーコック、ららぽーと、マルエツ、まいばすけっと、ハナマサ、サミット、イトーヨーカドー、その他自販機、JR構内のロッカーなど
✅ Suica(アプリ)
カードのSuicaはアプリに統合して使うことができるが、スマホは故障やバッテリー切れ、アプリのサーバーのシステムダウンなどの不測の事態も起こり得るので、カードとアプリは分けて持っておくとバックアップとして有用性が高い。
なお、アプリと紐付けてしまうとSuicaカードの方が使えなくなるため、バックアップとして持っておくにはSuicaカードを2枚用意し、1枚はカードしてのみ使用し、もう1枚をアプリに紐付けする必要がある。
☝️ チャージ方法:クレジットカード
☝️ 使える店:Suicaカードと同じ
✅ PASMO(カード)
元々は東京メトロ、地下鉄、私鉄の交通カードだがJR、バスにも乗れる。
PASMO公式サイト・メトポに登録(紐付け)しておけばメトロに乗っただけでポイントが付与。
☝️ チャージ方法:東京メトロ、地下鉄、JR、私鉄駅券売機、コンビニ、バス、オートチャージ(要申し込み)
☝️ 使える店:Suicaとほぼ同じ
✅ スマートEX(アプリ)
JR東海・西日本の新幹線座席予約専用アプリ。クレジットカードや個人情報を登録しておけば、座席選びからチケット購入までを数タップで完結できる。(ちょっと番外編っぽいですが個人的に重宝しているので入れました)
公式サイトからアプリをインストールし、カード情報などを登録。
☝️ チャージ方法:デポジットタイプではなくクレジットカード決済のためチャージ不要
☝️ 使える店:新幹線予約専用アプリのためお店では使えない

非交通系電子マネー比較&レビュー

非交通系なので電車には乗れませんが、それぞれの特徴を知った上で使いこなすとポイントが付いたり特典があったりして有益です。
✅ d払い(アプリ)
ドコモの決済アプリ。専用サイトからダウンロードして使用。
☝️ チャージ方法:コンビニ、銀行口座、セブン銀行ATMのみ。クレジットカードではチャージ不可
☝️ 使える店:セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、サミット、イトーヨーカドー、東急、東武、Amazonなど
✅ QUICPay(アプリ)
コンビニ、デパート、スーパーなど使えるところも増えてきたが個人商店への浸透はこれからという感じ。
☝️ チャージ方法:クレジットカードと紐付けして使うためチャージは不要
☝️ 使える店:セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、イオン、イトーヨーカドー、まいばすけっと、成城石井など
✅ LINE pay
オンライン決済(ネットで買い物)とコード決済(お店で買い物)がある。
他の決済サービスに比べ対応している店が少ないが東京電力の請求書払いができるのとポイント還元に強み。
LINEアプリをインストールしていればすぐ使える(要申し込み)。
☝️ チャージ方法:銀行口座、セブン銀行ATM、LINE Payカード、QRコード/バーコード(対応店舗のレジで現金でチャージする)、東急線券売機、オートチャージ
☝️ 使える店:セブンイレブン、サミット、ライフ、成城石井、マツモトキヨシ、松屋、スターバックスなど

✅ PayPay
自販機やオフィスの置き菓子などで使えるところが多い。
時々実施する大々的なポイント還元キャンペーンが話題に。
☝️ チャージ方法:銀行口座、セブン銀行ATM、ヤフオク/PayPayフリマの売上金、ヤフーカード、ソフトバンク/ワイモバイル払い
☝️ 使える店:セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、サミット、イトーヨーカドー、西友、東急、東武、出前館など
✅ スタバアプリ
スタバ専用決済アプリ。チャージ式でクレジットカードと紐付けて使う。
スタバのコーヒーや食事で支払うとポイントがもらえ、スタバアプリの中に貯まっていく。
規定のポイントを超えるとノベルティがもらえる。
☝️ チャージ方法:銀行口座
☝️ 使える店:スターバックス
✅ 楽天Edy
楽天の決済サービス。楽天グループの経済圏と連携しているので楽天利用者にはお得。
☝️ チャージ方法:セブン、ファミマ、ローソンの店頭レジ(現金)、銀行口座、クレジットカード、楽天ポイント、オートチャージ
☝️ 使える店:セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、サミット、イトーヨーカドー、マツモトキヨシ、Amazon、楽天

電子マネーを上手く使い分けることこそスマートライフ

できる限り網羅して持っておくのがベスト
選択肢が多い方が便利でお得。
お店や町によって使えるものと使えないものがあるなど、クレジットカードと同じでそれぞれに特徴があります。
交通系カードはその土地のものを持っておくと便利ですが(最近は垣根がなくなってきていますが)、そこにまた行くとは限らないし、余ってしまうのはもったいない。できるだけ選択肢を多く持っておき、場所や場面によって、クレジットカードや決済アプリまでのさまざまな決済手段を使い分けることがスマートライフにつながるのではないかと思います。
番外編
楽天ポイントカードを使えば提携店でポイントが付与されます。
電子マネーではないですが、飲食店など対象店舗にて楽天カードで支払い、かつ、楽天ポイントカードを使うと楽天ポイントがもらえます。楽天ポイントカードは、楽天カードの申し込み時にオプションとして付けることができる楽天カードの機能です。楽天で買い物をする人には楽天ポイントが貯まることはメリットですね。
LINE Payも不定期ですがポイントを還元してくれます。
PayPayもよくポイント還元キャンペーンをやっていますね。

まとめ
決済サービスの比較なのであくまで特徴、メリットを中心に比較しました。決済サービスの比較にデメリットという表現はおかしいですが、日本国内の決済サービスにおいてまだまだこれからだなと思うところを強いて上げるとすれば、登録方法や画面UIが多種多様、チャージ方法や店頭での使用を含めた決済方法にばらつきがある、決済サービスによっては使えないお店がまだまだある(特に個人商店や地方の店舗などは未導入のところが多い)、決済サービスによっては貯めたポイントが使える対象店舗が少ない、といったところでしょうか。
決済サービスごとの利用対象店舗や使える機能、端末の制限などサービスの詳細については運営企業各社へご確認ください。
科学技術の発展という面だけでなく、経済的合理性や衛生面からも、現金を触らなくなる時代がやってきています。
あらゆる電子マネーを上手く組み合わせて、快適な東京生活を送りましょう。

