【完全ガイド】人生をチェンジしたいあなたが田舎から上京する方法

「地元に飽きたので東京に出たいんだけどどうすればいいかな?スムーズに上京する方法を教えてほしいな」
こういった声にお答えします。
本記事のテーマ
- 上京をしたいと考える地方在住者向けに、上京して約20年の私が、上京のためのアドバイスをを記事にしました。
✓ もくじ

本記事は、すでに地元で社会人として過ごしいているが、自分の人生をチェンジするために単身上京したいと考えている人に向けて書いています。
そのため、東京の大学に進学する、もしくは東京の会社に新卒採用が決まった、という人にはこの記事はあまり参考にならないと思います。
地元で頑張っているけど、やっぱり都会で人生の勝負を賭けてみたい、人生をチェンジしたい。それならば東京だ。
私は若い頃こう思い立ち、上京の準備を始めました。
親の仕事の都合で東京に移住するとか、進学で東京都内の大学に通うために東京で一人暮らしを始めたみたいなケースだと上京も簡単ですが、私の場合は田舎から自力でいきなり単身東京に出てきたためとても苦労しました。
その時にこんな情報があれば良かったのにと思うことをまとめ、記事にしました。
私が上京したのは約20年前ですので当時とは時代と環境が違いますが、親に頼らず田舎から単身上京してくるハードルの高さは当時も今も同じかと思います。
本記事では、上京のための具体的な準備とスムーズに上京できる方法を徹底解説します。

東京で住居を探す効率の良い方法は?
上京という人生の一大イベントのスタートは住居探しです。
地元にいながら東京の物件を探す方法としては以下のいずれかになると思います。
- 関東圏にいる親戚や知人の家に数日間滞在しながら都内の物件を探す
- 関東圏のホテルなどに宿泊しながら都内の物件を探す
- 東京に支店がある不動産屋で東京の物件を探してもらい東京まで内見に行く
- 社員寮がある東京都内の会社に就職する
仕事を先に決めるのは理想ですが、地方在住者が東京都内の仕事を探すのはハードルが高いので、まずは住居の確保に動きましょう。
物件探しのそれぞれの方法についての解説は以下をご覧ください。
- 1. 関東圏にいる親戚や知人の家に数日間滞在しながら都内の物件を探す
首都圏に仮の拠点を置きながら東京都内の物件を探す現実的な方法です。
コスパの面でも一番です。
- 2. 関東圏のホテルなどに宿泊しながら都内の物件を探す
宿泊費用はかかりますが東京の物件を探す現実的な方法です。
- 3. 東京に支店がある不動産屋で東京の物件を探してもらい東京まで内見に行く
大手不動産会社だと日本全国にチェーン店を持っていて、
地元にいながら東京の物件を探せる場合もあります。
- 4. 社員寮がある東京都内の会社に就職する
地元で東京勤務の求人が出ていて仕事の内容が自分の人生のビジョンに
マッチしていればこの手も使えます。
親戚や知人の家、あるいはホテルを仮拠点として物件探しをする場合、東京まで在来線(JR、私鉄など)で通えるところであればいいので、埼玉、神奈川、千葉でも問題ありません。とはいえ、あまり遠くてもコスパが悪いので東京都心まで1時間程度で行けるところがベストです。
もちろん、不動産会社のサイト上でも物件情報は検索できますし、このご時世ですのでオンライン内見というシステムも一部で導入されていますので、それらを前準備として利用するのはいいと思います。ただ、物件探し本番は絶対に現地で内見をして決めた方がいいです。

物件の契約にかかる初期費用と当面の生活費はいくら必要?

結論:50万円くらいあればどうにかなる
仮拠点を確保できたら次は物件探しです。
東京都内の家賃6万円のワンルームの物件の契約をすると仮定した場合、契約にかかる諸々の費用は以下のようなところかと思います。
契約にかかる初期費用
- 敷金→6万円
- 礼金→6万円
- 初月分家賃→6万円
- 仲介手数料→6万円
- 火災保険→2万円
- 鍵交換費用→2万円
→ 計28万円
敷金や礼金が2ヶ月分取られる物件や、その逆に敷金礼金ゼロの物件もあるのであくまで参考値です。火災保険も鍵交換費用も物件、不動産会社によってさまざまです。家賃の半年分くらいの費用を用意するのがベストです。

契約後にかかる諸費用
- テレビ→5万円
- 洗濯機→5万円
- 冷蔵庫→3万円
- 掃除機→2万円
- 布団、枕→2万円
- カーテン→1万円
- 炊飯器→1万円
- シャンプーなど生活用品→3千円
- 食料品(米、カップ麺など)→2千円
- 食器類→5千円
- 調理器具(包丁、まな板、ポットなど)→5千円
→ 計20万5千円
以上を踏まえ、契約にかかる初期費用と生活用品などの諸費用の合計は…
485,000円
です。
あくまで仮定の金額ですが、私の時もこれくらいでした。
我が国では20年前と現在では物価があまり変わっていないので、じゅうぶん参考になると思います。
テレビや生活用品の一部は後回しにするなどすればもう少し下げられるでしょう。

東京暮らしで一番必要なものは?

上京後に始まるのは不安と孤独との戦いです
東京に友人知人がいない単身者の上京生活には野心と童心が欠かせません。
東京は金と友人があればとても楽しい街ですが、単身で上京した人には冷たい街です。
私の場合、そんな苦境を支えてくれたのは己の野心と童心でした。
東京で成功しようとする大人の野心と、冒険に出る子どものような童心。この両方が備わっていると東京での生活における大きな武器となるのではないかと思います。
人生をチェンジするために上京しようと考えている人には、華やかだけど冷たいコンクリートジャングル・大東京で暮らす覚悟があるかどうかを自分の胸に手を当てて確認してほしいです。
東京なんて3年で慣れる
不安、寂しい、というものは誰にでもある感情です。
私の場合は上京初日で方言を消し去り、東京人に化けることに成功しましたが、友人も知人も恋人もいない東京で、数年は経済的にも精神的にも不安定な生活を送りました。
ただ、よく考えてみれば、東京都内を歩いている人たちは、おおざっぱに言うと半分以上が地方出身者です。それぞれバックボーンがあり、さまざまに苦悩しながらも楽しく東京で暮らしているのです。
要するに「不安や寂しいなどという感情は自分だけが持っているものではない」ということです。
3年くらい頑張れば生活も安定し、友人知人恋人なんかは自然にできます。

まとめ
新しく何かを始めるのはとても労力が要ります。周囲から反対もされるし、お金もかかります。
若者が何かを始めようとする時、たいていの大人は反対します。
私の家族は息子が上京することに反対せず送り出してくれました。
家族には感謝しかありません。
上京当初は苦労続きでしたが、東京に出てきてよかったと思っています。東京でしかできない経験もたくさんしたし、会社員を経てフリーランスにもなれました。
東京でやってきたことの全てが、おそらく地元ではできなかったことです。
本記事を読んで、上京の覚悟が持てないということであれば、今のまま地元で頑張ってください。
もし本記事を読み、上京の覚悟を新たにしたということであれば、若いうちにチャレンジしてみてください。
チャレンジングな若き人生に幸あれ。
