【こんな時代だからこそ】お歳暮をスマートに送るための初心者ガイド

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トミタウロスのブログ

コロナで在宅の時間が増えたからこそ、人との繋がりを大切にしたい。そうなるとお歳暮が喜ばれそうだけど、いつまでに、何を送ればいいのかわからない」

こんな声にお答えします。

✓ もくじ

新型コロナにより在宅の機運が高まる中、在宅ワークの時間が増え、人との繋がりが希薄になるのではという懸念をされている方も多いと思います。

そんな方へ向けて、日本にはとても便利なシステムがあります。
お歳暮は、まさにその代表ともいえる、日本に古くからある習慣です。こういうご時世、こんな便利な手を使わないのはもったいないです。

本記事では、普段から全国のグルメ、デパ地下にアンテナを巡らせていて贈り物をよくする贈答品マスターの私が、初めてお歳暮を送るあなたへ向けた解説をします。
三章で構成されていますので、上から順に読んで頂ければ、あなたのお歳暮選びから相手の方に送り届けるまでのバックアップになると思います。

お歳暮はいつまでに送ればいい?

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お歳暮は、その名の通り歳末、年の暮れに送るものですが、いつまでに送ればいいのか、詳細なルールまでは知らない方も多いと思います。

年末に送るもの?

送る時期に明確な決まりは存在しませんが、「歳暮」という言葉自体が12月の季語のため、12月中に送るのが一般的です。
とはいえ、お世話になった方への御贈答の意味合いがありますので、慌ただしい年末は避けた方がいいでしょう。
お中元と混同する方がいますが、お中元は夏頃、主に7月に送るものです。

ではお歳暮を送るにはどのようにすればいいのか。以下の方法がベターです。

  • デパートのお歳暮コーナーで商品を選び、お歳暮ラッピングをしてもらって送る
  • ネットショップで商品を選び、お歳暮ラッピングにしてもらって送る

ラッピングとは「熨斗(のし)」のことですね。
デパートは言うまでもなく、ネットショップについても、大手食品メーカーや地方の個人商店まで、様々なところが様々な贈答用商品をWEBサイト上で販売しています。

先述のようにお歳暮の手配には二択ありますが、デパートやネットで選ぶ場合、以下のようにメリットとデメリットがあります。

デパートでお歳暮を選ぶメリットとデメリット

デパートにとってお歳暮商戦は重要で毎年秋頃から始動しますが、お歳暮関連のニュースが流れると秋から冬への移ろいを感じる、風物詩のようなものですよね。
デパートでお歳暮を選ぶ場合のメリットとデメリットは以下のようなところかと思います。

  • メリット→デパートだから品質が一定レベルまで担保されていて安心。店員さんに商品についての情報を聞きながら選べる。実物を確認してから送ることができる。大手のデパートだと贈答用のラッピングのバリエーションが豊富。
  • デメリット→師走のデパートの混み合うお歳暮売り場に足を運ぶ煩わしさがある。

ネットでお歳暮を選ぶメリットとデメリット

今はネット上で何でも入手できますし、お歳暮も同様です。
デパートとは違うフットワークの軽さがネット購入の特徴でしょうか。

  • メリット→自宅にいながら商品を探せる。デパートでは見かけない商品に出会える。大手ECショップだとデパート以上に多種多様な商品がある。敷居が低い。
  • デメリット→商品の実物を見て送るわけではないので買ってみたら実物と違うなどのリスクが無いとは言えない。業者によって品質にばらつきがある。大手以外は御贈答用ラッピングのバリエーションが少ない。

人との繋がりを大切にしたいからこそ、相手の喜ぶ顔が見たい。
デパートとネットのそれぞれの特徴を理解した上で、商品についての情報を精査して、信頼のできるお店からコスパの良いお歳暮を購入しましょう。

お歳暮のスマートな送り方と妥当な予算レンジは?

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お歳暮についてのよくある質問としては「予算はいくらが妥当?」というものです。
あくまで今年一年お世話になったお礼という性格を持つものなので明確な決まりはありませんが、近年では3000円から5000円程度の予算レンジが一般的です。
相手が経営者や社長であれば10000円くらいでもいいでしょう。
いずれも決して贅沢、高級な金額ではありませんが「プチぜいたく」くらいのレンジです。私もだいたいこのあたりです。
もちろん予算次第なので、たくさんの方に送る場合は予算の単価を下げてもいいと思います。

お歳暮を送る時期としては12月中でOKなのは先述の通りですが、どうしても年始までまたがる場合は元旦から1月7日頃までに「御年賀」と書いて送るのが一般的です。ただし、相手の方が喪中の場合は送らないようにしましょう。

三年以上は送るのがスマート

お歳暮は単年で送るのは失礼にあたりますので三年以上は送りたいですね。
相手の気持ちを考えればその年だけでお歳暮が終わるのはあまりいい気はしません。
相手が単身者の方は在宅時に送る気遣いができればかなりスマートです。

手渡しの場合は商品の保存方法を伝えるとスマート

お歳暮の商品によっては冷凍保存なのか冷蔵でOKなのか常温でもOKなのか、賞味期限や消費期限もあると思います。相手に直接手渡しする場合はそういった情報を添えて渡すとよりスマートです。
食品の場合、あなたがその商品のファンで普段からよく食べているということであれば、おすすめの美味しい食べ方まで相手に教えてあげると格段にスマートです。

最近の売れ筋は?

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近年では地方の市区町村での過疎化が問題になっていますが、逆に言うと、地方ならではの飲食品や生活用品、工芸品などの観光資源を前面に出して町をPRしていこうという風潮が強まっているのも事実です。「ご当地グルメ」というセールス手法はまさにそれですよね。
お歳暮、お中元、贈答品、ギフト用の商品として売られているものはそういう性格を帯びたものが多く、自分が買うだけでなく他人にも送るのでファンの拡大にも寄与しながら全国の良品と出会えるチャンスでもあり、地場産業を支え、社会貢献にもなり得る、と考えることもできます。

お歳暮の一般的な予算レンジである3000円〜5000円の売れ筋はズバリ、食品です。
全国には美味しい食べ物がたくさんあります。送られる側としても食品、特に全国の名産の食品を送られるととても嬉しいですよね。自粛ムードで旅行ができなくとも旅行をした気分に浸れます。
自宅に名産の食品が並んでいるだけで、いいお正月を迎えられそうな気持ちになりますよね。
正月はお酒を飲む機会、家族親族で飲食する機会が多いですので、そういう意味でも大変有難いです。


お歳暮デビューを決めたら、さっそく商品選びを始めましょう

在宅ワークが増えようとも人間関係を希薄にせず良好な交友関係を維持しておくことにより、何らかの形でリターンがあるかもしれません。単にお返しのお歳暮を頂くという物質的なリターンや、仕事や私生活におけるビジネス的リターンを期待するということではなく、その人との関係を構築しておいてよかった、と後年になって思うようなプラスアルファな場面があるかもしれないということです。
お歳暮はお世話になった方へのせめてものお礼とご挨拶という意味があるので「リターン狙い」の下心で送るものではありませんが、希薄になりがちな現代の人間関係を良好に維持するメリットは絶対にあるはずで、コスパの観点からもベストアイテム、イベントがまさにお歳暮というわけです。

ここまで読んだら、まずはじめに今年お世話になった方の喜ぶ顔を想像して、その後に商品選びを始めましょう。

年の暮れ、一年の締め括りをスマートにこなして、気持ちよく来年を迎えましょう。